日本カストディ銀行(Japan Custody Bank, Ltd.)は、日本国内においてカストディ業務を専門とする銀行です。カストディ銀行とは、主に機関投資家や企業の資産を安全に保管し、管理する役割を担う金融機関です。以下は日本カストディ銀行の概要です。
1. 歴史と背景
- 日本カストディ銀行は、2018年1月に設立された比較的新しい銀行です。三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行の3社が保有していた信託財産管理機能を統合して設立されました。
- 設立の目的は、資産管理業務の効率化と高度化を図るためであり、特に機関投資家向けのカストディサービスに特化しています。
2. 業務内容
- カストディ業務:日本カストディ銀行の主要業務は、投資信託や年金基金などの機関投資家の資産を保管・管理することです。この業務には、証券の受け渡し、利子や配当の受け取り、資産管理報告書の作成などが含まれます。
- 証券管理:国内外の証券に関する保管業務を行い、顧客の資産を安全に管理します。これには、株式、債券、デリバティブなど多岐にわたる金融商品が含まれます。
- 決済サービス:カストディ銀行として、顧客の取引に伴う決済業務をサポートし、取引の安全性と効率性を確保します。
3. テクノロジーとイノベーション
- 日本カストディ銀行は、最新のITシステムを駆使して、高度な資産管理サービスを提供しています。特に、セキュリティ面においては厳格な管理体制を敷いており、顧客の資産を安全に保護することを重視しています。
- また、グローバルな投資環境の変化に対応するため、国際的なカストディサービスの提供にも注力しています。
4. CSRとESGへの取り組み
- 日本カストディ銀行は、企業の社会的責任(CSR)や環境・社会・ガバナンス(ESG)に対する取り組みを推進しています。顧客の資産管理を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
- 特に、ESG投資の普及を支援するため、関連する資産の管理や報告業務を積極的にサポートしています。
5. グループ構成
- 日本カストディ銀行は、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行といった大手信託銀行が出資しており、これらのグループとの連携によって、資産管理業務の専門性と信頼性を高めています。
日本カストディ銀行は、日本国内におけるカストディ業務の専門機関として、機関投資家や企業の資産を安全かつ効率的に管理することを目的とした銀行です。最新の技術と信頼性の高いサービスを提供し、投資家の信頼を得ています。
業種 | 信託銀行 |
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都道府県 | |
所管 | 金融庁 |
郵便番号 | 104-6228 |
本店所在地 | 東京都中央区晴海1-8-12 |
電話番号 | 03-6220-4000 |
公式サイト | https://www.custody.jp/ |